「架空電車」の第8回は長崎電気軌道超低床LRV(アルナ車両リトルダンサーUa)です。2011年登場の5000形のスタイリングを、ウスラウサギ製作所が任されたなら、こうするぞというところを画にしてみました。
まず、ライトですが、前照灯を内側にしました。アルナ車両の最近の車両は、なぜか前照灯を外側にすることが多いですが、内側にする方が落ちついて見えるかと思います。外側にはブレーキランプと、尾灯を縦に並べ、前照灯と一体のケースに納めました。
車両番号は、向かって右側やや上に配し、バランスよく見せています。
実車では、ライトケース下側に黒い隙間があるのですが、間のびした感じがあるので、これをなくし、ライトと連結器周りの切り欠きの位置を下げました。またスカート裾を黒く塗装することで、より引き締めた感じを出しています。
前面窓下の円弧を描いた部分は、実車とは逆に、ライト周りよりもふくらました造形として、ライト周りは前面窓と面一とします。そして、スカート部分は、一段張り出す形になっています。
カラーリングは、実車のものは縦方向が強調されて重たい感じがするので、今回のデザインスタディでは、長手方向にすらっとのびて見えることを意識した塗り分けとして、軽快な印象に仕上げました。なお、台車は、描いていませんが、黒く塗装することを想定しています。
メカ的な話ですが、京都新市電洛ちゃんデザインスタディ2の記事では、台車枠外側に自在継手を接続して直角カルダンを構成する機構を期待していたのですが、残念ながら実現しなかったですね。リトルダンサーのさらなる進化に、期待したいところです。
【注意事項】
- 実在の鉄道事業者様、関連企業様とは一切関係ございません。ただの妄想です。
- パースのディテールは相当省略してますが、気にしないでください。
【参考資料】
- 路面電車を考える館 日本の最新LRV 画像・諸元 長崎電気軌道5000形
http://www.urban.ne.jp/home/yaman/lrvshogen11.htm
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