【架空電車】京都新市電洛ちゃんデザインスタディ1

 「架空電車」の第4回は京都新市電洛ちゃんです。(近鉄次世代ビスタカーのつづきは次回以降にまわします。ご容赦ください)
 これまでの「架空電車」は、実在の鉄道会社様の名前をお借りしていましたが、今回は事業者も架空のものになります。といっても「架空鉄道」のように、事業者としての側面は掘りさげることはせず、車両デザインを中心に進めます。

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 車両ですが、アルナ車両のリトルダンサーUaをベースにした標準軌5車体版で、100%低床LRVになります。全体的なスタイリングに関しては、親しみやすさを演出するため、特に先頭部と肩の部分で丸みを強めました。
 先頭部のスタイリングですが、大きな前部標識灯と小さなHID灯で目を、後部標識灯で豊かな頬を表現し、斬新な中にも、やわらかい表情をつけています。前部標識灯はLEDで発光し、昼間時の被視認性を確保します。
 側面に関しては、台車なし中間車をリトルダンサーUaよりも約1200mm伸ばし、2扉としています。運賃収受は車内では行わないので、全扉で乗降可とし、停車時間の短縮に効果を発揮します。

 カラーリングは、ベースをクリームとし、扉をグリーンにしてアクセントとしています。また、各車の腰部に「洛ちゃん」のロゴと、二条城御殿の装飾にヒントを得た模様をあしらいました。

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 「洛ちゃん」というネーミングですが、「洛」は京都の異称であり、「ちゃん」をつけても語呂がよく、親しみを持って市民の口の端にのぼることを期待して名づけました。

 最後に、路線の妄想です。京都駅と有名観光地をしっかりむすぶということと、バスで現状、混雑している系統が走っていることを重視しました。まず、京都駅八条口のバス、タクシーのりばの上に高架の停留所をつくり、南北自由通路の南端に直結させます。運賃収受は多くの停留所では、簡易型ICカードリーダを設置するだけなので、この停留所ではしっかりとした自動改札口を設けて、運賃の捕捉につとめます。
 第1期線は高倉陸橋を渡って河原町通を北進、四条河原町で折れて祇園までの複線に、河原町五条で分岐する形で→五条坂→東山七条→七条河原町の単線ループ。もう一つは河原町五条→五条坂→祇園のこちらも単線ループとして、狭隘な東山通りに軌道敷を確保します。八条口→竹田街道→大石橋→九条通→油小路→と単線の引き込み線を敷き、市バス九条車庫を車庫とします。車庫は立体化して、バスは2階に上がってもらい、1階を洛ちゃんの車庫とします。
 第2期線は八条口から高架のまま八条通を西進して、大宮陸橋につきあたり、そこで北進。四条大宮で京福に乗入れ、西大路三条から西大路通を北進、金閣寺道までです。京福も嵐山線は同型の低床車を導入の上、京都駅まで乗入れてもらいます。
 第3期線は金閣寺道から北大路を東進、下鴨本通ー河原町今出川ー出町柳ー銀閣寺道ー天王町ー平安神宮ー東山仁王門ー東山三条ー祇園です。

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京都新市電洛ちゃん2につづく。

【注意事項】
  • 実在の鉄道事業者様、関連企業様とは一切関係ございません。ただの妄想です。
  • 屋上機器はじめ、ディテールは相当省略してますが、気にしないでください。

【参考資料】

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