【架空電車】近鉄次世代ビスタカーデザインスタディ１

　「架空電車」の第３回は近鉄次世代ビスタカーです。今回は、既に登場した車両を見てから、どうこうするのではなく、ほぼゼロからのデザインになります。新聞報道によると、2013年にも新型特急の登場が予定されていますが、これの予想をするわけではありません。もし、ウスラウサギ製作所が、この新型特急のデザインを任されたとしたら、こうするぞというところを画にしていきます。予想だとすれば、ビスタカーを名乗らない可能性も高いのですが、ウスラウサギ製作所としては、俄然、ビスタカー、２階建てで、今回のデザインスタディを押し進めます。なお、報道によれば新型特急は、「キッズルーム」や「展望車」、「食堂車」、「１編成６両」、「座席の３列化」、「個室」、「青や白を使った流線形の外観」、「車内販売」などが盛り込まれるようですが、今回のデザインスタディでも、これらをできるだけ取り込んだものとします。

　まず、便宜上、50000系という形式を与えます。編成構成ですが、６両固定編成で３M３T。大阪（難波）方からク50100（Tc）-モ50200（M）-モ50300（M）-サ50400（T）-モ50500（M）-ク50600（Tc）とし、T車は２階建て車、M車もハイデッカーとします。
　先頭車には、コンプレッサー、バッテリー、中間M車には、VVVFインバータ装置、（ＳＩＶ）、パンタグラフを設置します。中間M車の床下部は二段の機器スペースとして使用するため、重量が20000系”楽”の中間車48トンを越えないか心配されますが、構体をアルミ~~・ダブルスキン構造~~とすることで、なんとかなるはずです（たぶん）。
　２階建て車階上とハイデッカー部とは同一断面、同じ床高さとして、均一な眺望を提供します。ク50100・ク50600の階下席は、デラックスシートの２列とします。モ50200には車椅子用のリフトを設けてバリアフリーに対応させます。サ50400階上はセミコンパートメントとし、列車を限定して食堂車としても使用します。また車販準備室を兼ねた売店スペースも設けます。階下はキッズルームとキッチンとします。ク50600の階下には、喫煙室を設けます。

　主要諸元です。